Día 5-2. シェラへの道は険しかった

アンティグアは観光のみの滞在だったけれど、次の街では観光だけでなくスペイン語学校にも通うことにした。

その街が、シェラ(ケツァルテナンゴ)
wikipedia:ケツァルテナンゴ

シェラを選んだ理由は…周辺にいろいろな民族の村があって空いた時間に見に行けそうだったのと、より生活感のある環境に身を置きたかったから。

シャトルバスでシェラへ

アンティグアからシェラに向かう方法はふたつある。

一つは今まで使っていたチキンバスを乗り継ぐ方法。これは、混んでいて体力的にきつい上に、荷物が屋根の上に載せられてちょっと不安、車内ではバス強盗が多発し、乗り換え地点ではスリや置き引きが多い。…と「安い」けれどそれなりのリスクを伴う


もう一つ、私がとった方法はシャトルバス。ミニバスがホテルまで迎えに来てくれて、次のホテルまで送ってくれる。値段は3倍ほどするけれど安全にはお金を払ったほうがいいと思っているので、迷わずこちらを選択した。


▷さよならペンション田代

シャトルバスでまさかの車酔い

2013年4月15日。シャトルバスは14時発。ちゃんと時間通りに迎えに来てくれて、先客は白人の美人の女の子ひとり。ほかにも乗るかと思ったらふたりだけだった。


乗ってすぐに、嫌な予感が……。

アンティグアは石畳なのでかなり車内がガタガタ揺れる。今までチキンバスではなんともなかったのに、これがすっごく気持ち悪い。舗装された道に出ても「酔ってる…」という状態で、さらにシェラへの道は山道だし運転は粗いしで、後ろで横になっても我慢の限界に達してしまい死ぬかと思った。こんな車酔いは久しぶりだ。

吐きそうになっていたら、美人の女の子が「Estas bien?(大丈夫?)」と聞いてくれた。

もはや喋ることもままならず「No.....」としか言えなかった。


運転手さんがバスを止めてくれて、道端で気分が良くなるのを待つ。思わず「Lo siento…(ごめんなさい)」と言ったら「No〜!!時間は融通がきくから大丈夫だよ〜」というようなことを(たぶん)言っていた。

その後、ガソリンスタンドで再度車を止めてもらい、トイレを借りて少しスッキリした。美人の女の子が「食べる?」と言ってミントのタブレットをくれたり、運転手さんが「助手席座りなよ」と言ってくれたり、みんないい人!と感動…しつつも、体調を立て直すことに必死すぎて、真顔で無口でふんばっていた…。


シェラにはそれから程なくしてついた。本当に本当にほっとした。二人には感謝しかありません!


▷シェラに着いた!

グアテマラのバス事情

グアテマラを旅行する人にぜひ覚えておいてほしいこと。

私は南米やメキシコにまだ行ってないのでわからないけれど、グアテマラのバス事情はそれらに比べても非常に「悪い」らしい!(ほかの日本人バックパッカーさんの体験談より)。グアテマラの移動は車以外なく(電車はない)、地形がとても山がち。少しでも酔い体質の人は、酔い止めを持っていくことをお勧めします(私はこれから現地で酔い止めを探してみる)。

そして…グアテマラではバス強盗が本当に起きると聞く。特にセマナサンタ(イースター)の混み合う時期は確実にあるという。まれにある、でなく、よくある。数年前にセマナサンタで日本人の若者が行方不明になる事件があって、残念ながらまだ見つかっていない。

安全に対してお金を払おう!と私はあらためて思う。高いと言っても、日本や先進国のバスよりは全然安いんだから…。


(2013.04.17)


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